子供を本好きにするにはどうすればいいのか
我が子にたくさん本を読んでもらいたい!
おそらく多くの親御さんはそう思っている事と思います。
我が家には小3男子と年長女子がいるのですが、この2人、読書に関しては正反対。

兄:活字大好き、おしゃべり好きで言葉も豊富。理論派。
妹:読書は絵本を時々。おしゃべり好きだが『?』な言い回し多し。自由人。
どうして兄だけ本好きになったのか、ある時フト考えてみました。
兄の方は、お腹にいる頃からたくさん話しかけ、生まれてからも常に語りかけをし、読み聞かせもたくさんたくさんしてきました。
妹は、ホンワカと一人でも遊んでいる赤ちゃんだったので、ついつい手のかかる兄にばかり時間をかけてしまっていたんですよね。

妹は、常に兄の怒涛のおしゃべりを聞いていたせいか、かなりのおしゃべりには育ちましたが、日々の忙しさにかまけて、読み聞かせはほとんど音読好きなお兄ちゃんまかせ。
私は寝る前に時々読み聞かせる程度でした。

娘にも、時間を作ってたくさん本を読んであげればよかったと、今は心底悔やんでいます。
娘には、これから本をどんどん好きになってほしい、そしてすでに本の虫な息子には、さらに本を好きになってもらいたいと思っています。
いろんな後悔や失敗を経て、私なりに実践している決め事はこんな感じです。
子供が読みたい本を買う、借りる
あたりまえに聞こえるかもしれませんが、これはとても重要だと思っています。
こんな小説読んでくれたらいいな。
図鑑もいっぱい見てほしい。
漫画ばっかりはやめてほしいな。
1ヶ月にこのくらいは読んでくれたら…
つい、色々考えるのが親心ってもんですよね。
でも、子供の好奇心は、親の願い通りには動いてくれません。
私もたくさん図書館で本を借りて与えましたが、たいていは自分の気になる本にしか興味を示してくれません。

子供たちが「これ借りる!」「これ買ってほしい!」と言っているのに
「え!こんな赤ちゃんの本借りるの?」
「え!これこないだ読んだやん!」
「え!これはまだ早いよ!」
「え!同じようなの持ってるやん!」
と、何度遮ってしまったかわかりません。
好奇心の芽を摘んでしまったことも多々あるかも。
思い出しただけで申し訳ない気持ちになります。
今は、少々幼いな、ちょっと早いかな、と思っても、基本的には口出しせず、本人が選んだものを与えるようにしています。
ママにも聞かせて!とお願いする
例えば息子が小説を読んでいたら
「それどんなお話?」
「読み終わったら教えてね」
「映画にもなってるなら今度一緒に見よっか」
など、少しの声かけをするようにしています。
感動した小説などは、熱っぽくあらすじを教えてくれますし、息子から「これって知ってる?」とクイズが飛んでくる事もあります。
物事の要点をまとめて話す訓練にもなるかなぁと思います。
娘には
「これ自分で読めたの!?すごい!」
と、最初は乗せて乗せて読ませる作戦。
娘は絵本の絵だけ見て飛ばし読みする事も多いので、
「ママに読んで聞かせて!」
とお願いする事で、得意げに読んでくれる事もあります。
まだひらがなカタカナの絵本を読めるくらいなので、のんびり興味を持ってもらおうと思っているところです。
好きそうな本をしれっと置いておく
興味のありそうな本を、時々そっと買ったり借りたりして置いておく事もあります。
息子には、動物の感動話や映画のノベライズ本、娘にはお姫様が出てきたり、色のきれいな絵本、短いお話など。
娘用に借りたものを息子が一生懸命読んでいる事も多々有ります。笑
ヒットしたりしなかったりですが、自分では見つけられなかった発見もあるかな?と時々試しています。
最後まで読まなくていい
もちろん、面白くない本にあたることもたくさんあると思います。
大人でも「これ、何が言いたかったんや…」と思う本、結構ありますよね。
そんな時は、無理に最後まで読まなくていいと伝えています。
途中から面白くなる、ラストがすごい、そんな物語もたくさんあると思いますが、興味がわかないなら、そこに到達するまで無理に読むのは時間がもったいないな、と思います。
本人が面白い、楽しい、もっと読みたい、と感じたものだけ、今は読んでくれればいいと思っています。
読書記録をつける
以前も書いた事があるのですが、アプリで簡単に読書記録をつけるのがオススメです。
1ヶ月単位、1年単位での読書量がわかりますし、子供の読書傾向もよくわかります。
本人も「こんなに読んだー!」とパッと見てわかるので、読書意欲も上がります。
登録作業もコレクション感覚で楽しめるので、オススメです。
我が家は『ブクログ』を使っています。
我が家で、楽しく本に親しめるように工夫している5つの事をご紹介しました。
自分で本を読めるようになった子供達ですが、今でも時々、読み聞かせはするように心がけています。
またこの他にも気づきがあればご紹介しようと思います。