みなさま、そろそろ梅仕事の季節がやってまいりましたね!
昨年は、
梅酒
梅シロップ
梅ジャム
梅干し
と、梅三昧の6月を過ごしました。
昨年漬けた梅干しは、1年経って味もまろやかになり、とても美味しく食べることができています。
(本当はもっと熟成した方が美味しいらしいのですが、十分美味しいのでついつい出来立てから食べちゃってました。笑)
昨年、梅干しをつける時にたくさん写真を撮っていたので、記録として残しておこうと思います。
昔ながらの梅干しを漬ける
この時期は、毎年スーパーに行くと完熟梅ばかり探しています。
昨年は、とっても良い梅に何度も出会うことができました。
この時は、こんなに大きな、和歌山の完熟南高梅に遭遇!
これは!これは今すぐ漬けなければ!ということで2kg購入。翌日仕込み。
3Lサイズくらいだったのかな?
前を通るだけで本当に良い香りがしていました。
それでいて、傷も汚れもない、本当に美しい梅でした。
用意するもの
- 保存容器(ホーロー6Lのもの)
- 梅(2kg)
- 美味しいあら塩(320g)※塩分16パーセントの仕上がり
- もみしそ(一袋)
- 食品用アルコール(パストリーゼ)
- 押し蓋
- 重石(梅の2倍の重さ)
- ラップ
- キッチンペーパー
- 竹串
まずはきれいに洗う
買ってきた梅は、できれば当日か翌日!痛んだりしないうちに処理してしまいます。
せっかくのきれいな梅ですから、きれいなまま加工したい!
大きなボウルにたっぷりのお水を張って、何度もお水を替えながら汚れをきれいに落とします。
梅同士をぶつけたり、爪で傷をつけたりしないよう気をつけながら丁寧に。。
丁寧に拭く
キッチンペーパーで、ひとつひとつきれいに拭いていきます。
汚れが残っているところがあれば丁寧に拭き取ります。
なり口を取り、さらに拭く
ここが私の大好きな作業!
竹串で、梅のなり口(ヘタ)を一つ一つ取り除いていきます。
串をくいっと入れると面白いようにポロポロ取れます。
2kg取っても取り足りないくらい楽しい!
(終わりかけは残念な気分に。笑)
楽しいので、我が家の子供たちもやりたがります。
くぼみに水が残っていることがあるので、カビの原因にならないよう、ここでも丁寧に拭いておきます。
保存容器を消毒
アルコールで、保存容器を消毒し、軽く拭き上げておきます。
我が家は食品にも直接かけられるパストリーゼを常備しています。
これほんとに便利!
内蓋や重石も消毒。
梅のなり口にも塩を刷り込んでおく
梅のなり口はカビやすいそうなので、塩をすり込んでくぼみをなくしておきます。
塩と梅を交互に入れる
まず容器の底に塩を敷き、梅、塩、梅、塩のように交互に重ねていきます。
…と言っても、塩は隙間から落ちていきますが、なんとなくですよ。なんとなくでいいんですよ。笑
中蓋をして、重石を乗せる
さあ、もうここまできました!
中蓋をして重石を乗せます。
重石は、梅の重量の2倍くらいが良いそうです。
我が家には1kgの重石しかなかったので、ジップロックを何重にも重ねてお水を入れて、上に乗せておきました。
そしてラップで覆って、蓋をしておきます。
梅酢が上がってくるまで待つ
重石をしたら、梅が梅酢に完全に浸かるまで待ちます。
梅酢に浸かってしまえばカビの心配がなくなります。
梅は大きければ大きいほど、梅酢は早く上がってきます。
この時は4日~5日くらいで完全に浸かりました。
本当に桃のような良い香り。。
良い香りすぎて毎日吸っていました。笑
白梅酢も取っておく
梅が浸かっている状態を保つのが大前提ですが、余分な白梅酢を消毒した瓶に少し取っておきます。
我が家のみんなは、この時上がってきた白梅酢でにぎったおにぎりが大好き!
保存も効きますし、とても美味しいおにぎりができるのでおすすめです!
もみしそをかぶせてさらに漬ける
梅酢が上がったら、もみしそをかぶせて、干すまで寝ていてもらいます。
赤しそからもみしそを作った方が美味しいのでしょうが、我が家はそこはまだ未経験!
スーパーで売っているもみしそを投入しました。
いつか自分でもみしそもつくりたいなー!
いよいよ土用干し!
梅を干すのは、梅雨が明けた7月下旬から8月上旬ごろが良いと言われています。
でも、その頃にこだわらなくても3日以上晴れ間が続くなら、いつでも大丈夫です!
我が家には梅を干す専用のザルがないので(そろそろ欲しい!)、干物を作るネットに干しています。
虫も鳥も心配ないのでなかなか良いです。
梅の下に敷いているのは、我が家が長年愛用しているカウンタークロス。
これ万能すぎて使いやすすぎて、いろんな人におすすめしまくっています。
あー!かわいい!梅干しかわいい!!!
色も最高!
梅酢は万能調味料!
梅を引き上げた後の赤梅酢ももちろん取っておきます。
酢の物をしたり、酢飯を作る時にも重宝しますよ!
消毒した瓶に入れて、梅と一緒に瓶ごと丸1日、天日にさらしておきます。
3日くらい干す
干し方にもいろんな方法があるようですが、我が家は、朝一番に外に干し、夕方には家の中に取り込む、また翌朝に外に出す、という方法にしています。
半日くらい干したら、手袋をした手で、軽く梅を揉んで、裏返しにします。
まんべんなく太陽に当てることで、色むらなく仕上がります。
そして揉むことで柔らかく実離れが良い、美味しい梅干しになるそうです。
できあがり!
わー!ついに出来上がりました!
うーん♪梅干し特有のすっぱい香り。
梅酢の時は桃のような香りなのに、しそを入れなくても梅干しの香りになるから不思議です。
半分は干してそのまま、半分はもみしそと一緒に少量の梅酢と保存することにしました。
常温で保存される方もいらっしゃいますが、我が家は冷蔵庫に入れています。
つけ終わったもみしそも使えます
梅と一緒に瓶に入れた以外にも、もみしそがたっぷりと余ります。
半分は瓶に入れて、おにぎりやお弁当に。
半分は、ネットに広げて数日干し、カラっからになったらフードプロセッサにかけます。
あっという間に、美味しい自家製ゆかりの完成!
夫がとても気に入ってよく使っていました。
いかがでしたか?^^
肉厚で、香り良い、本当に美味しい梅干しができました。
家族からも「家の梅干しが一番美味しい!」と言ってもらえるくらい!
梅は捨てるところがないと言われていますが、本当にその通りで、梅干し、白梅酢、赤梅酢、ゆかりと、きれいに全て使うことができています。
今年は、少し小さめの梅で作って!とリクエストされているので(昨年のは大きすぎました。笑)、今年は少しだけ小ぶりで、美味しそうな梅をハンティングしたいと思います。笑
この記事が、どなたかの梅作りのご参考になれば嬉しいです!