【クリスマスのレシピ】さっくりふんわり♪おいしいパネトーネの作り方

パネトーネとこびと

イタリアの伝統的なクリスマスのパン、パネトーネ。

ふんわり優しくて、軽くトーストすると、ホロリとした食感がとっても美味しくて大好きです!

バターたっぷり、漬け込みフルーツ入りのブリオッシュ、という感じ。

クリスマスは漬け込みフルーツを使うレシピが多いですよね。大切に漬け込んだとっておきを、クリスマスに、という風習なのかな。

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大好きだから一年中食べたいけど

パネトーネは、伝統的なレシピでは『パネトーネマザー』という酵母を使って焼くのですが、買ってもあまり使う機会がないので、サフのセミドライイーストを使ったレシピをご紹介します。

捏ねは、ホームベーカリーやニーダーにお任せ。お手軽なのに美味しい、本格レシピです。

 

材料(580mlのパネカップ 2コ分)

 

ドライイーストについて

サフセミドライイースト

ピント行方不明の写真ですみません

通常のドライイーストではなく、冷凍で保存するセミドライイーストを使っています。

焼き上がりのイースト臭が普通のドライイーストよりも少なく、生イーストに近いということと、冷凍の状態のまま、ボトルでサラサラ出せて使いやすいことが理由です。

パネトーネはすごく糖分の多いパンですので、左の耐糖性の金ラベルのものを使います(金サフと呼ばれています)

糖分が少なかったり、長時間発酵させる生地は赤サフ、という感じで使い分けています。

 

捏ねについて

私は手ごねが苦手なので、ホームベーカリーを捏ね専用機として使っています。

(モーターの強さに定評のあるMK精工のもの)

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だってニーダー高かったんだもん

ほとんど捏ねないリュスティックや、クロワッサン用生地は手捏ねで作っています。

 

パネトーネの作り方

今回作るのは、このくらいのパネトーネカップ2つ分です。(容量580mlカップ)

パネトーネカップ

ではいきましょう〜!

 

step
1
捏ねる

パンケースにバター以外の材料を全て投入します。

(牛乳、生クリーム、卵黄は混ぜてから軽く人肌に温めておく)

パネトーネの作り方

通常の捏ねモードでスタート。(20分ほど捏ねます)

 

step
2
バターを投入

捏ね始めて5分くらいたった頃に、常温に戻すか、手で柔らかくもんだバターを投入します。

もともと水分が多くとろんとした生地なので、あまり早くバターを投入すると、グルテンが形成されにくくなり、さらにダレた生地になってしまいます。

粉が混ざり切っていない場合があるので、ついでにゴムベラなどで内部をきれいにしておきましょう。

 

step
3
フルーツを投入

ミックスフルーツ

漬け込みミックスフルーツと、自家製のラムレーズンを合わせています

ミックスコールが鳴ったら、漬け込みフルーツを投入します。混ぜすぎると潰れてフルーツが行方不明になってしまうので、ある程度混ざったらストップ!

 

step
4
一次発酵

捏ねからそのまま一次発酵までホームベーカリーで。

 

step
5
ベンチタイム

一次発酵が終わったらシリコンマットに取り出し、二等分します。

生地をまとめる

ベタつく生地なので、軽く打ち粉(強力粉)をしながらカードを使って丸め、ボウルなどをかぶせて10分ほどベンチタイムをとります。(手では丸めにくいです)

生地を丸める

ふくふくしてかわいい生地です

 

step
6
成形

軽くガス抜きをして、再度カードを使って丸め、パネトーネカップに入れます。

パネトーネの作り方

ヨレヨレトロトロして入れにくいですが、フチにつかないようにささっと入れちゃいましょう。

 

step
7
二次発酵

大きめの容器に入れたり、ビニールをかぶせたりして二次発酵をとります。

パネトーネ生地発酵

オーブンの発酵機能を使ってもいいですが、暖かい窓辺などに置いて、ゆっくりのんびり発酵させるのもいいですよ。

パネトーネ生地発酵

ひなたぼっこ中

型の高さまで生地がきたら発酵終了です。

発酵が終わりそうな時間に合わせてオーブンを190℃に予熱します。

 

step
8
焼成

オーブンの温度を180℃に落として約30分ほど焼成します。

焼きムラがあるオーブンの場合は、途中で前後を入れ替えてください。

温度や焼き時間は、ご家庭のオーブンによって調整してくださいね!

パネトーネ焼き上がり

焼き上がり!

 

step
9
仕上げ

すっかり冷めたら、泣かない粉糖を降って仕上げをします。ピックを挿してもかわいいですよ!

パネトーネ

毎年登場する、こびとピック

 

そのまましっとりふんわりで食べても美味しいですが、私は軽くトーストして食べるのが大好きです。
口の中で軽くほどける食感はクセになる美味しさ!
ラッピングして、ちょっとした手土産にもいいですね。

クリスマス時期に、ちょっと贅沢なパネトーネ、ぜひ焼いてみてくださいね!

 

-元パティシエのおうち菓子

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