ご自宅での栗仕事、大変だけどお好きな方〜!
ただ…硬い硬い鬼皮むきから始まり、頑固で取れにくく、手がガッサガサになる渋皮むき…。もう無理だ!渋皮ごと包丁で切っちゃえ!と、途中で投げ出したくなったりしませんでしたか?
ちょっと投げやりになった昨年の秋、渋皮がポロっとむけちゃう『ぽろたん』という品種があるということを小耳にはさみ、試してみたくて仕方なくて仕方なくて。
お出かけ先の道の駅などでチェックをかかさなかったのですが、ついに出会うことはできませんでした。
よし!来年こそはネットで買うぞ!!
と今季の発売を待ちに待っていたんです。そしてついに!念願のぽろたん、届きました!
『ぽろたん』2kg買いました
やっと届いた念願のぽろたん!届いてまずびっくりしたのがその大きさ。
ひとつが25gくらいありました。この大きさで2Lサイズということになっているようです。手に取ってみるとずっしり重い!これは使い甲斐ありそうだな。
数えてみると、2kgで80コくらいありました。
80コ…
ぽ、ぽろたんだから簡単にむけるはずだ!
は、80コくらい...
『ぽろたん』むき、実況!
では早速、いろんな方が載せてくださっている情報をもとに、チャレンジ!
簡単だよ!とみなさん書かれていたレンジでの調理、私は即失敗しました。笑
2コ試してみたのですが、鬼皮が焦げて、大量の煙が!子供達が臭い臭いと逃げまどい、えらい目にあいました。5コくらいやってたら、報知器鳴ったんじゃないか!?
気を取り直して、ボイルでのチャレンジ。結果、こちらはすんなり上手くいきました!
step
1鬼皮に切れ目を入れる
まず、包丁のかかと?あご?の部分を使って、ぐるりと一周、深めに切れ目を入れていきます。
座の部分なんかは本当に硬いので、手を滑らせてケガをしないよう、細心の注意を払いました。慣れてくると、けっこう早くできるようになります。
少しですが、皮に切れ目を入れるところの動画です。
後ろでパチパチ音がなっておりますが、栗がはじけている音ではありません。娘がプチプチを無心でつぶしている音です。
(画質まで悪くてすみません)
step
2弱火で2〜3分茹でる
小鍋にお湯を沸かし、2、3コずつ茹でていきます。
プクプクと泡が出てきました。ドキドキ…
こんな感じになります。
step
3ぱかっと外す
茹でたてのアツアツを、頑張ってむいていきます。
わぁぁぁぁ!!!キレイにむけるーーー!これはすごい!!!
冷めると渋皮が再び実にピットリくっついちゃいますので、そうなったらもう一度軽く茹でるとはがれます。
あと、茹で時間が短いと、上手く渋皮がはがれませんでした。多少長めに茹でても、色が変わるとか崩れるとかいうことはなく、栗の実に影響ありませんでした。なので気にせず切れ目がじわじわ割れてくるくらいまで茹でるといいと思います。
むけた栗は、すぐに水にさらして乾燥を防ぎましょう!
冷凍もできますよ
水気を軽く切って、ジップロックに入れて、冷凍もできます。乾燥防止のため、空気はしっかり抜いたほうが良いと思います。
ホントに栗ってすぐ乾燥しちゃうので、冷凍したものも、できるかぎり早めに使い切ることをお勧めします!
私の場合、むいた実のまま冷凍したのは栗ごはん1回分(正味200gくらい)だけです。あとはもう、気合いで即日調理!
『ぽろたん』で今年私が作ったもの
今回、この2kgの栗を使って作ったものはこの4つです。
栗きんとん(小さめ10コ)
お茶請けにちょっと嬉しい。
長めに茹でる(40分くらい?)→マッシャーでひたすら潰す(裏ごし無し)→砂糖を正味量の20%加える→ガーゼで巾着型にする
栗おこわ(2回分)
私は栗ごはんより、断然、おこわ派です。
詳しい作り方は別記事でご紹介しておりますので、是非!
マロングラッセ(30コ)
こちらも昨年に引き続き、面倒だけどチャレンジ!美味しさを知ってしまったら、面倒でも毎年作りたくなります。
こちらも詳しい作り方はそのうち別記事で書こうと思います。
マロンペースト(400g)
モンブランとかロールケーキに使う予定!
50分くらい茹でる→水気を切って、フードプロセッサにかける→グラニュー糖25%と牛乳30%と合わせて火にかけ、水分が飛ぶまで練り合わせる→小分けにして冷凍。
作ったのは以上です。存分に栗仕事と秋の味覚を満喫できました。ぽろたんは渋皮がむけちゃうので、もちろん定番の栗の渋皮煮は作れませんでした。笑
80コ分作業すると、さすがに翌日、筋肉痛になりましたが、充実の心地よい疲労感。楽しくて美味しい!だから季節の手仕事はやめられない!
また来年も頑張っちゃうんだろうな私...笑